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似てるけど違う！「天然由来」と「オーガニック」の意味と賢い見分け方

似てるけど違う！「天然由来」と「オーガニック」の意味と賢い見分け方

ヘアアイテム

コスメやヘアケア製品を選ぶとき、「天然由来成分配合」や「オーガニック認証」といった言葉をよく目にしますよね。「なんとなく肌にやさしそう」「自然なものなのかな？」というイメージはあっても、その具体的な意味や違いを正確に知っている方は意外と少ないかもしれません。じつはこの2つ、似ているようでいて決定的な違いがあります。

目次

まずは基本から！「天然由来成分」ってどんなもの？

via www.photo-ac.com
「天然由来成分」とは、その名の通り、天然に存在する動植物などから抽出された原料をもとに、何らかの化学的な処理を加えて作られた成分を指します。

つまり、元の素材は天然でも、そこから特定の物質を取り出したり、品質を安定させたりするために、人の手が加えられているのが特徴です。
【シアバター（シア脂）】
アフリカに生息するシアの木の種子から採れる油脂で、古くから美容や治療などに使われてきました。高い保湿力や抗炎症、抗酸化作用などが期待出来ます。
シアバターのような天然油脂も、精製などの化学処理を経て「天然由来成分」として配合されることがあります。

合成香料や着色料を避ける傾向はありますが、「天然由来」というだけでは、原料の栽培方法や化学処理の程度までは厳密に規定されていない場合が多いことを覚えておきましょう。

より厳しい基準が魅力！「オーガニック」の特徴と天然由来との明確な違い

via www.photo-ac.com
一方、「オーガニック」と表示される製品や成分は、より厳格な基準のもとで作られています。

一般的にオーガニックとは、農薬や化学肥料を原則として使用せずに有機栽培された植物から抽出され、化学的な加工も最小限に抑えられた成分を指します。

ヘアケア製品で言えば、有機栽培されたハーブエキスや植物オイルなどが主成分となり、合成香料や着色料、防腐剤といった化学物質を極力排除しているのが特徴です。
オーガニックシャンプーの中には香りがあるものが数多くあり、その香りづけは天然のエッセンシャルオイルやハーブ系から行われています。
「天然由来成分」との大きな違いは、以下の3つです。

・栽培方法（オーガニックは有機栽培）
・化学処理の程度（オーガニックは最小限）
・認証基準の有無

オーガニック製品の多くは、第三者機関による厳しい認証基準をクリアしているため、その信頼性は比較的高いと言えます。

ただし、「天然由来」と表示されていてもオーガニック基準を満たす製品もあれば、その逆もあるため、言葉のイメージだけで判断しないようにしましょう。

まとめ

「天然由来成分」と「オーガニック」、どちらも自然の恵みを活かした製品という点では共通しています。

しかし、その背景にある栽培方法や製造プロセス、そして認証基準には明確な違いがあることをご理解いただけたでしょうか？

どちらが良い・悪いということではなく、それぞれの意味を正しく理解し、ご自身が何を重視するかを基準に製品を選ぶことが大切です。

成分表示や認証マークなども参考にしながら、賢くアイテムを選んで、心地よいケアを楽しみましょう。
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