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泡カラーは簡単でいい!でも色持ちが悪いって本当?正しい対策とは?

泡カラーは簡単でいい!でも色持ちが悪いって本当?正しい対策とは?

ヘアカラーリング

泡カラーはドラッグストアでも気軽に手に入る代物。しかし気軽さとは裏腹に、色持ちが悪いという声も少なくありません。それなら自分で染め直したら?と思う人もいるでしょうが、結論から言ってしまうと、頻繁に染めるものではないと思ってください。その理由は髪が痛んでしまいやすいからです。

泡カラーとは?

【必見】泡カラーのやり方おしえます!美容師が泡カラーしたらこうなる!

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泡カラーというのは、簡単にいうと「泡を使ったセルフカラー」です。
自分で気軽に染められるように作られており、しかもドラッグストアで気軽に手に入るため、多くの人が使っています。
しかしこれには大きな落とし穴がありました…。

ちなみによく使わるのは、ブラウンなどの王道の色です。
以下でも詳しく紹介しますが、その他の色はあまり発色が良くないのが原因…。これを知らないと、何度も染め直しをして、髪が大変なことになりますよ。

泡カラーの最大の問題点:色持ち

泡カラーというのは、気軽さが最大のメリットです。
誰が使っても間違いなく染められるため、ストックしておいて、定期的に染めている人も少なくないでしょう。

しかしその特徴があるだけに、「色持ち」がよくありません。
それはなぜなのでしょうか?以下で具体的に紹介しますね。

痛みが出やすくて困る…

色持ちが悪いのは、とにかく痛みが出やすいからです。
髪のプロである美容師さんも、以下のように説明しています。
確かに、手軽にむらなく染めやすい泡カラーですが、簡単に染められる分、リスクが伴います。

薬の性質上、泡ですので気泡(空気)が含まれる分染料が薄くなります。
その分、染料をしっかり入れ込むために亜硫酸ナトリウムやチオグリコール酸などのアルカリ剤が入っています。
この薬はパーマ液などに使われる成分で、残留すると痛みの原因になります。
セルフカラーの場合、どうしてもカラー後のシャンプーなどがいい加減になることが多く、これ等の薬剤が髪の中に残りやすいです。
また、カラー以前に染めたパーマなどがおちる原因にもなります。
つまり簡単に染まる代わりに、髪を痛める成分が多く含まれているわけですね。
ここでいう「亜硫酸ナトリウム」や「チオグリコール酸」がそうです。
それ以外にも含まれているものが多くありますが、形状を泡にした結果、余計に痛みが出やすくなってしまいました。

髪が痛むということは、キューティクルが剥がれて、浸透した色素成分まで流れ出てしまうわけです。

どれくらい色が持つのが普通?

では泡カラーが、どれくらいの色持ちになるのでしょうか?
そもそもサロンカラーだと、来店して2、3カ月というのが相場です。
それよりも短くなるのは確かですね…。
ナチュラルシリーズのようにブラウン系の色味であれば、1ヶ月ぐらいもつと思ってください。

もちろん、毎日シャンプーをするたびに色味は薄くなって行くので、最初の状態の色味に戻るのが1ヶ月後ぐらいでしょう。

それとは逆に、デザインシリーズの方は色味の発色が綺麗なカラーが用意されていますが、発色の良い色味というのは色落ちがとても早いです。

アッシュ、グレージュ、グリーン、ピンクなど染めたては綺麗ですが2週間ほどで最初の色味がほとんどわからないぐらいに色落ちします。
これを見たらわかるように、結局のところ、泡カラーというのは、1カ月だと色持ちがいいほうだと思っていいでしょう。
つまりサロンカラーと比較すると、3分の1です。
しかも毎回繰り返し使っていると、髪の状態が悪化して、さらに色持ちの期間が短くなる可能性も十分に考えられます。

泡カラーの色持ちをよくさせるには?

では色持ちをよくするためには、どのようなことをすればいいのでしょうか?
結論から言ってしまうと、色持ちをよくするためには、ヘアケアするしかありません。

髪を労わるのを辞めてしまうと、間違いなく色持ちが徐々に悪くなってしまいます。

本当におすすめするなら、美容室で染めたほうが色持ちも髪の状態もよくなるので、本当に髪のことを気にするなら泡カラーは卒業したほうがいいですね…。
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