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シャンプーでよく見る薬用って何?その違いを成分からひも解いてみた

シャンプーでよく見る薬用って何?その違いを成分からひも解いてみた

スカルプケア

シャンプーにはたくさんの種類がありますが、どれを選ぶべきか迷ってしまうでしょう。その中でも「薬用」と書かれているものを見ると、「なんかよさそう」を選んでいませんか?じつは薬用シャンプーには、明確に使い方の違いがあるので、覚えておくと損をしませんよ。

薬用シャンプーを使う目的はフケと痒み対策

薬用シャンプーとは「医薬部外品」のシャンプーのことで、医薬部外品とは医薬品と化粧品の中間の製品で医薬品ほど効果はないけれども、化粧品よりは効果が期待できるというものです。

薬用シャンプーには主に
・フケ改善
・痒み改善
2つの症状に有効な成分が入っています。

この症状で病院に行くとお医者様にお薬と一緒に薬用シャンプーを使用することをオススメされることが多いです。
薬用シャンプーというのは、頭皮の悩みを抱えている人が使うシャンプーです。
上記のように、フケやかゆみがある人が使うと、効果を実感しやすいでしょう。
後は通常のシャンプーと違いがないので、悩みが引いたら通常のシャンプーを使って問題ありません。

成分を見てみよう

キュレル シャンプー ポンプ 420ml(赤ちゃんにも使えます)

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フケ・かゆみ、乾燥などの頭皮トラブルを防いで、指どおりなめらかな髪に仕上げます。
健やかな頭皮のために「セラミド」を守り潤いを保ちながら、皮脂や汚れをスッキリ落とします。
グリチルリチン酸ジカリウム*、水、ラウレス硫酸Na、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、アルキルグリコシド、POE(16)ラウリルエーテル、PPG、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース、安息香酸塩、ヤシ油脂肪酸エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na、無水クエン酸、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液、POE・POPジメチコン共重合体、エタノール、エデト酸塩、水酸化ナトリウム液、オレンジ油、水酸化ナトリウム、ユーカリ油
*は「有効成分」無表示は「その他の成分」
薬用シャンプーというのは、厳密にいうと「医薬部外品」と書かれたシャンプーを指します。
医薬部外品とは、国が認めた成分が配合されているかどうかがポイントです。

たくさんの種類がありますが、上記のような「グリチルリチン酸ジカリウム」が有名でしょう。
化粧品の表示名称「グリチルリチン酸2K」は、グリチルリチン酸ジカリウムとも呼ばれます。
(以下略)
グリチルリチン酸2Kには、抗炎症、抗アレルギー作用があることから、
化粧品や医薬部外品では、にきびや肌荒れ用の化粧品や薬用化粧品に配合されます。

また、医薬部外品の有効成分として「肌あれ・あれ性」「あせも・しもやけ・ひび・あかぎれ・にきびを防ぐ」
「日やけ・雪やけ後のほてりを防ぐ」「かみそりまけを防ぐ」
の効能効果をもつことから、薬用化粧品(医薬部外品)の有効成分としても汎用されます。

薬用シャンプー・リンスでは、「ふけ・かゆみを防ぐ」の効能効果をもちます。
炎症を抑えられる成分なので、痒みやフケが抑えるために使えるわけです。
これらの悩みがないのなら、通常のシャンプーを使えばいいでしょう。

通常のシャンプーは皮脂の汚れを落とすのが目的

▼シャンプーに求められる機能
洗浄力:皮脂を水になじませて洗い流しやすくする
泡立ちが良い:髪の間を通って頭皮に届き広がりやすい
なめらか:髪同士がこすれあうのを防ぐ 、頭皮に行き渡りやすくすすぎやすい
すすぎ落としやすい:皮脂残りを防ぐ
ちなみに通常のシャンプーは、皮脂の汚れを落とすために使います。
あくまで皮脂汚れを専門としたヘアケア剤というわけです。

よく勘違いされている人がいますが、保湿やスカルプケアができるシャンプーというのは、皮脂が残るかどうかで決まります。
保湿成分やスカルプ成分は、あくまでおまけ程度なので覚えておいてください。
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