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心と体を温める「温熱エステ」。種類と効果を知って、巡りの良い健やかな毎日へ

心と体を温める「温熱エステ」。種類と効果を知って、巡りの良い健やかな毎日へ

エステ

「手足がいつも冷たい」というように、多くの女性が抱えるこれらの不調は、体の「巡り」が悪くなっていることが原因かもしれません。そんな、体の内側からくる悩みに働きかけるのが、エステサロンの「温熱エステ」です。

温熱エステとは?ラジオ波、よもぎ蒸しなど代表的な施術の種類と効果

温熱エステとは、ラジオ波などの専用機器や、温めた石(ホットストーン)などを用いて、体の表面だけでなく、深部からじんわりと温める施術の総称です。

血行やリンパの流れを促進し、体の巡りを整えることが、その主な目的はとなっています。これにより、冷えやむくみ、慢性的な疲労といった、様々な不調の改善が期待できるでしょう。

代表的な施術には、以下のようなものがあります。

・ラジオ波:高周波を体に流すことで、体内の水分を振動させて熱を発生させる。深部を効率的に温めて、痩身やフェイシャルの分野で活用できる。
・黄土よもぎ蒸し:よもぎや漢方を煮立たせた蒸気で、下半身を中心に体を温める韓国の民間療法。発汗を促すことで、デトックスや婦人科系の悩みに良いとされている。
・ヒートマット:遠赤外線などを利用したマットで体を包み、全身を温める。大量の発汗で、新陳代謝を高める効果が期待できる。
・ホットストーン:温めた石(玄武岩など)を体に置いたり、オイルと共に滑らせたりして体を温める施術。
ホットストーンの温熱効果は自律神経にも良い影響を与えます。前述の通り、副交感神経が優位になる状態を促進し心身をリラックスさせるため、ストレスや緊張感が軽減されます。施術中は、心が穏やかになり、穏やかな眠りに誘われる人も多いです。また、体が温まることで、冷え性の改善や新陳代謝の向上といった体質改良にも寄与することが期待されます。

温熱エステの理想的な頻度とは?効果を高めるための通い方と注意点

温熱エステは、一度の施術でもリラックス効果や、体が温まる感覚を実感しやすいのが特徴です。しかし、冷え性の改善といった体質から見直すためには、継続して通いましょう。

目的や体の状態に合わせた、理想的な通い方の目安は以下の通りです。

▼初期段階:集中ケア(最初の1ヶ月など)
体に良い巡りを覚えさせるため、週に1〜2回のペースで通うのがおすすめ。この時期に集中してケアができれば、効果を実感しやすくなる。

▼継続段階:体質改善(2ヶ月目以降など)
体の変化を感じ始めたら、2週間に1回程度に頻度を落としても、良い状態を維持しやすくなる。

▼メンテナンス段階:効果維持
体が良い状態に安定してきたら、月に1回程度のメンテナンスに切り替えるのが理想的。

ただし、体を温めることは、やりすぎると肌への負担や、のぼせといった体調不良に繋がる可能性もあります。例えば、人気のラジオ波でも、以下のような注意点が挙げられます。

ご自身の体調や肌質に合わせて、無理のないペースを見つけましょう。持病などがある場合は、必ず事前にエステティシャンに相談してみてください。
ラジオ波を照射することで、熱により肌の水分が奪われ、乾燥しやすくなることがあります。

特に乾燥肌の方は施術後に肌の乾燥をより強く感じる可能性があります。

まとめ

温熱エステは、ラジオ波やホットストーン、よもぎ蒸しなど、様々なアプローチで体を芯から温め、冷えやむくみ、疲労といった多くの女性が抱える悩みに働きかけてくれます。

その効果を最大限に引き出す鍵は、一度きりの特別な体験で終わらせるのではなく、計画的に続けることで「温活」を習慣にすることです。

もしあなたが、長年の冷えや、抜けにくい疲れに悩んでいるなら、プロの手を借りて「温活」を始めてみませんか。あなたに合った施術が、きっと健やかな毎日への第一歩となるでしょう。
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