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なぜか髪が上手くセットできない。40代からの「髪の変化」のサインと、セットしやすくなる対策

なぜか髪が上手くセットできない。40代からの「髪の変化」のサインと、セットしやすくなる対策

スカルプケア

もしあなたが40代以降で、「朝、いつも通りに髪をセットしているのに、なぜかうまく決まらない」と感じているなら、それはスタイリングの技術ではなく、髪そのものの質が変化してきたサインなのかもしれません。以下で40代以降に髪がセットしにくくなる、その根本的な原因を解説します。

40代から髪のセットが決まらない理由。原因は「髪のハリ・コシ」と「頭皮」の変化

40代以降のスタイリングが難しくなる主な原因は、「髪」と「頭皮」という2つの変化にあります。

まず一つ目の原因が、加齢による髪そのものの質の変化、特に「ハリ・コシの低下」です。髪の太さは年齢とともに変化することが、研究によっても示されています。
毛髪の直径は60~140μの間に分布し, 15才前後をピークとして,以後加齢とともに漸減の傾向を示し,二次曲線,または,15才ごろまでは上昇以後下降する2本の直線の合成として表現される.
二つ目の原因は、髪が生える土壌である「頭皮」の変化です。

40代以降は、女性ホルモンのバランスの変化や、血行不良などによって、頭皮が硬くなったり、乾燥しやすくなったりします。

これにより、髪の根元が立ち上がりにくくなったり、健康な髪が育ちにくくなったりすることも、セットが決まらない一因です。

髪と頭皮の「土台作り」から!セットしやすい髪を育む、大人のための4つの習慣

朝のスタイリングを楽にする鍵は、実は前日の夜からの「土台作り」にあります。日々の習慣を見直すことで、髪と頭皮を健やかに保ち、セットしやすい髪を育てていきましょう。

習慣①:頭皮ケア

健やかな髪は、健康な頭皮から生まれます。シャンプーの際に、指の腹で頭皮を優しくマッサージし、血行を促進しましょう。頭皮用の美容液(スカルプエッセンス)などを取り入れるのもおすすめです。

習慣②:インナーケア

髪の主成分は「タンパク質」です。肉や魚、大豆製品などから、良質なタンパク質を意識して摂りましょう。また、髪の成長を助ける、質の良い睡眠を心がけることも大切です。

習慣③:ヘアケア製品の見直し

年齢とともに変化する髪質に合わせて、ヘアケア製品も見直しましょう。「ハリ・コシを与える」と記載のあるシャンプーや、髪の内部を補修する保湿力の高いトリートメントを選ぶのがポイントです。

習慣④:スタイリングの工夫

朝のスタイリングでは、まず髪の根元をしっかりと濡らし、ドライヤーで根元を立ち上げるように乾かすと、ボリュームが出やすくなります。また、重いスタイリング剤は髪がぺたんとなる原因になるため、軽い仕上がりのスプレーやバームを選びましょう。

そして、日々のケアと合わせて考えたいのが、「髪型」そのものを見直すという選択肢です。
ボリュームがなくなってきたと感じる場合は、レイヤーカットやパーマを取り入れると◎
レイヤーカットとは段差を作るようにカットする技術。
髪に動きが出て、ふんわり感が出ますよ!

まとめ

40代から感じる「髪のセットが決まらない」という悩みは、多くの場合、加齢による髪と頭皮の自然な変化が原因です。

しかし、それは仕方のないことだと諦める必要はありません。

朝のスタイリングだけでなんとかしようとするのではなく、日々の頭皮ケアやインナーケア、そして自分に合ったヘアケア製品で、髪と頭皮の「土台」を丁寧に整えること。それが、朝のスタイリング時間を、もっと楽で、もっと楽しいものに変えるための第一歩です。
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