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リンパマッサージと経絡マッサージの違いとは?効果と、自分に合う施術の選び方

リンパマッサージと経絡マッサージの違いとは?効果と、自分に合う施術の選び方

エステ

サロンのメニューを見ていると、「リンパマッサージ」の他に「経絡マッサージ」という言葉も目にし、『この二つは、一体何が違うのだろう?』と、疑問に思った方もいるのではないでしょうか?以下では、その根本的な違いと、二つを組み合わせた施術の魅力について、分かりやすく解説します。

リンパマッサージと経絡マッサージ、何が違う?西洋と東洋の、体への働きかけの違い

リンパマッサージと経絡マッサージは、どちらも体の巡りを良くすることを目的としていますが、それぞれ「西洋医学」と「東洋医学」という、異なる考え方に基づいています。

・リンパマッサージ(西洋医学):体中に張り巡らされた「リンパ管」と、その中を流れる「リンパ液」を重視する。
・経絡マッサージ(東洋医学):生命エネルギーである「気・血(き・けつ)」の流れを重視する。
顔を見た瞬間にこの人と「気が合いそう」「気が合わなそう」と思う事はありませんか?

「顔」はその人の持つ五臓や気(エネルギー)の状態、運勢、性質のあらわれる、まさに体の縮図となっている場所です。

「顔色」で不足したエネルギーをみる!!

最近顔色が青っぽくなっているなと思えば肝が病み、赤っぽいなら心が、黄味が強ければ脾が病んでいます。また、以前より色が白くなったなら肺が、黒ずんできたなら腎が弱まっているということが言えるのです。
経絡マッサージは、この「経絡」の流れを整え、生命エネルギーの循環を正常に戻すことを目的としています。

2つの良いとこ取り?「経絡リンパマッサージ」が、心と体の不調に働きかける理由

最近多くのエステサロンで人気を集めているのが、この二つの考え方を融合させた「経絡リンパマッサージ」です。

西洋医学的なアプローチで、物理的にリンパの流れを促し、むくみや疲労物質といった目に見える不調に働きかけるのと同時に、東洋医学的なアプローチで、エネルギーの通り道である経絡を整え、冷えや自律神経の乱れといった、より根本的な不調の原因に働きかけます。

そして、この二つのアプローチを組み合わせることで、体の不調だけでなく、心の疲れにも働きかけることができるとされています。
リンパを流したり、ツボを押したりすることは、疲労を改善するためには、良い効果が期待できます。東洋医学でいうところの「血」と「気」の流れをスムーズにしてあげると、身体の巡りが良くなって疲れも取れやすくなります。コリや滞りのない身体の状態をキープできると、物事の判断もクリアになります。
このように、体の表面的な疲れを取るだけでなく、心身のバランスを整え、生活全体の質を高めることを目指すのが経絡リンパマッサージです。これは、単なる美容を超えた「ライフケア」という、近年のエステのトレンドにも合致した考え方と言えるでしょう。

まとめ

私たちの体には、目に見える「リンパ」の流れと、目には見えない「気・血」の巡りという、二つの大切な流れが存在します。

リンパマッサージは前者に、経絡マッサージは後者に働きかけ、そして経絡リンパマッサージは、その両方にアプローチする、包括的なケアです。

目に見えるむくみが気になるのか、それとも、原因の分からない不調に悩んでいるのか。ご自身の体の声に耳を傾け、今のあなたに合ったマッサージを選ぶことが、健やかな毎日への第一歩です。
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