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その医療ダイエット、後悔しませんか?失敗する人の共通点と、賢いクリニックの選び方

その医療ダイエット、後悔しませんか?失敗する人の共通点と、賢いクリニックの選び方

ボディケア

医師の管理のもと、科学的根拠に基づいて行う「医療ダイエット」は、自己流のダイエットに限界を感じている方にとって、非常に魅力的に感じていないでしょうか?しかし、インターネットで検索すると、「後悔した」といった、気になる声も目にします。以下では、医療ダイエットで「後悔した」と感じてしまう、よくある理由をまとめました。

医療ダイエットで「後悔した」と感じる、よくある理由

医療ダイエットで「後悔」という結果に至ってしまう背景には、いくつかの共通した理由が存在します。

「期待したほど痩せなかった」

「医療」という言葉から、「何もしなくても、魔法のように痩せる」と過度な期待を抱いてしまうケースです。医療ダイエットは、あくまでダイエットを効率的に進めるための「サポート」です。治療に頼りきりで、食生活や運動習慣が全く改善されなければ、期待したほどの効果は得られず、「こんなはずじゃなかった」という後悔に繋がります。

「副作用が思ったより辛かった」

特に、GLP-1受容体作動薬などの薬を使った治療では、吐き気などの副作用が報告されています。軽いものだと思っていた副作用が、日常生活に支障をきたすほど辛かった、というケースです。中には、深刻な健康被害に繋がったという声もあります。
50代女性
「薬の副作用を調べたら『まれに急性すい炎を起こすことがある』って書いてあったので『あ、これだ、しまったな』と思いました。家族も巻き込み、自分も痛い思いまでして、入院でお金もかかるし、複雑ですよね。悲しいと言うよりむなしい感じです」

「費用が予想以上にかかった」

痩身を目的とした医療ダイエットは、原則として公的医療保険が適用されない「自由診療」です。また、効果を維持するためには、ある程度の期間、治療を継続する必要があります。初回の費用は安くても、総額でいくらかかるのかを把握しておかないと、経済的な負担が後悔の原因になります。

後悔しないために。医療ダイエットを始める前に知っておくべき確認事項

前述したような後悔を避けるためには、治療を受ける側である私たち自身が、正しい知識を持って、始める前にいくつかの点を確認しておきましょう。

1. 自分に合った治療法か:内服薬、注射、医療機器など様々な種類があり、それぞれのメリット・デメリットは異なる。あなたのライフスタイルや肥満の原因、目標に合わせて、一緒に治療法を考えてくれる医師を見つける。
2. デメリットと副作用の説明は十分か:カウンセリングの際に、治療の良い点だけでなく、起こりうる副作用やリスク、デメリットについて、時間をかけて丁寧に説明してくれるかを確認する。
3. 医師やスタッフとの信頼関係:数ヶ月単位の付き合いになるケースもよくある話。不安なことや疑問点を、気軽に質問できる雰囲気か、親身になって話を聞いてくれる医師やスタッフを探すこと。

そして何より、これらの確認事項は、あなた自身が「納得」して治療に臨むために不可欠です。国(厚生労働省)も、美容医療を受ける際の心構えとして、以下のように呼びかけています。
あなたに使用される医薬品や医療機器等がどのようなものなのか、その安全性と有効性について自分でも説明できるくらいまで、医師の説明をしっかりと聞いて理解しましょう。

まとめ

医療ダイエットは、正しく活用すれば、あなたのダイエットを力強くサポートしてくれる有効な手段です。

しかし、それは「魔法」ではありません。効果には個人差があり、副作用のリスクも伴います。

「後悔」と「納得」の分かれ目は、治療を受ける前に、これらの事実をどれだけ自分ごととして理解できているかにかかっているのかもしれません。

「楽して痩せる」という言葉だけを信じるのではなく、信頼できる医師と共に、ご自身の体としっかり向き合うこと。それが、後悔のない、賢い医療ダイエットの第一歩です。
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