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ミニマリストのメイク術|少ないアイテムで「自分らしい美しさ」を引き出す方法

ミニマリストのメイク術|少ないアイテムで「自分らしい美しさ」を引き出す方法

メイク

「たくさんのコスメを持っているのに、実際に使っているのはいつも同じものばかり」という「コスメ迷子」の状態から抜け出し、もっとシンプルに、自分らしい美しさを見つけたいと思っていないでしょうか?そのヒントが、少ないもので豊かに暮らす「ミニマリスト」のメイク術をまとめました。

ミニマリストのメイクは「引き算」が基本。少ないアイテムで美しく見せる考え方

ミニマリストと聞くと、「全くメイクをしない人」を想像するかもしれません。しかし、実際にはそのスタイルは多様化しており、メイクを楽しむミニマリストも多く存在します。
大平教授によると、ミニマリストの姿は、「時間」と「程度」の2軸思考で表せる(次表)。数年前まで、ミニマリストはマトリクスの右上にしか存在しないと考えられていた。さきほどのイメージにあるような典型的なミニマリストだ。しかし今はすべてのマスにミニマリストが散在し、そのスタイルは多様化しているという。
彼らのメイクは、単なる「手抜き」ではありません。自分にとって本当に必要なもの、似合うものだけを厳選し、その効果を最大限に引き出す「引き算のメイク」です。アイテムを絞ることには、多くのメリットがあります。

・時間の節約:メイク時間が短縮され、忙しい朝に余裕が生まれる。
・お金の節約:「なんとなく」でコスメを買うことがなくなり、無駄な出費が減る。
・自分への理解が深まる:少ないアイテムと向き合うことで、自分の肌質や本当に似合う色が分かる。

そして、ミニマリストのメイクで最も重要なのが、メイクそのものよりも、その土台となる「スキンケア」を重視する、という考え方です。健やかな素肌があれば、多くの色やアイテムで飾り立てる必要はない。これが、ミニマリストのメイクの基本です。

少数精鋭で仕上げる。ミニマリストの「パーツ別」メイクテクニック

少ないアイテムで洗練された印象に仕上げるには、いくつかのコツがあります。

・ベースメイク:「全てを隠す」のではなく、素肌感を「活かす」のが基本。BBクリームやティントタイプのファンデーションを顔全体に薄く伸ばし、クマやシミなど、気になる部分だけをコンシーラーでカバーする。

・アイメイク:顔の印象を左右する「眉」を丁寧に整えることがアイメイクの基本。アイシャドウは、肌なじみの良いベージュやブラウン系を1〜2色だけにする。アイライナーは思い切って省略する。

・チーク&リップ:ここで活躍するのが、1つで何役もこなす「マルチユースアイテム」。リップクリームとしても使える色付きのリップを、そのまま指でポンポンと頬になじませれば、チークとしても使えて一石二鳥。

実際に、持ち歩くコスメを厳選する若い世代も増えています。
荷物の軽量化が可能になったからこそ「なるべく物を持ちたくない」「持ち歩く必要もない」という感覚は理解できる。では、コスメに関してはどうだろう?あれこれ所有したくならないのだろうか?

葵:外出する時、絶対に持っているのはリップですね。

はる:写真を撮る時に塗り直すもんね。

葵:リップ以外は、人それぞれな感じ……?アイラインやマスカラを1~2品とか。

さやか:片側がペンシルで、片側がマスカラになってるアイブロウは一時期すごく流行っていました。

まとめ

ミニマリストのメイクは、たくさんのアイテムを「足し算」していくのではなく、自分にとって本当に必要なものだけを選び、自分本来の美しさを「活かす」ためのメイクです。

多くの情報や商品に囲まれることが、必ずしも美しさに繋がるわけではありません。

この記事を参考に、まずは今のあなたのメイクポーチの中から、本当に心ときめく「少数精鋭」のアイテムを選び出すことから、始めてみてはいかがでしょうか。
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