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なぜ美容師は「夜のヘアオイル」を勧める?髪の摩擦ダメージを防ぐ、正しい使い方

なぜ美容師は「夜のヘアオイル」を勧める?髪の摩擦ダメージを防ぐ、正しい使い方

ヘアケア

「寝る前にヘアオイルをつけると、枕がベタベタになりそう」という不安から、お風呂上がりのヘアケアをためらったり、朝のスタイリング時にだけ使ったりしている方も多いのではないでしょうか?しかし、その「だめかも」という不安は、多くの場合、オイルの使い方による誤解です。
「ヘアオイルをつけたまま寝ると、枕がベタつく」と、夜の使用を避けている方もいらっしゃるでしょう。 しかし、正しく使うのであれば、寝る前のヘアオイルは、むしろ美しい髪を育むために非常に推奨されるケアです。

その最大の理由は、私たちが眠っている間に、髪が受ける「摩擦ダメージ」を防ぐためです。
朝起きたとき、髪がパサついてまとまりにくくなっていることはありませんか?それは、枕の摩擦による髪へのダメージが原因かもしれません。

枕と髪の摩擦は、髪のキューティクル(表面の鱗層)を傷つけることで起こります。キューティクルは髪を守るバリアのような役割を果たしており、傷ついてしまうと髪は乾燥しやすくなり、パサつきやすくなります。
寝る前にヘアオイルを正しくつけておくことは、この避けられない摩擦から髪のキューティクルを守る、「保護膜」の役割を果たします。

加えて、睡眠中は、日中に受けたダメージを髪が補修する時間でもあります。このタイミングでオイルをつけておくことで、美容成分がじっくりと髪に浸透し、内側からのケアも期待できるのです。

「枕がベタつく」を防ぐためのヘアオイルの「正しい使い方」と「適量」

では、枕をベタつかせたり、肌荒れの原因にしたりしないためには、どう使えば良いのでしょうか。 その不安の原因は、オイルそのものではなく、「使い方」にある場合がほとんどです。以下の4つのルールを守るだけで、ベタつきを防ぎ、効果を最大限に引き出すことができます。

・タイミングは「髪が濡れている時」:水分が残っている状態の方がオイルが髪全体に均一に伸びやすくなる。
・つける場所は「中間から毛先」:オイルは、耳から下、特にダメージが気になる髪の中間から毛先にだけ、手のひらで揉み込むようになじませる。
・適量を守る:まずは少量(ミディアムヘアで1〜2プッシュ程度)を手のひらに薄く伸ばし、足りなければ少し足す、というように調整する。
・必ず「完全に乾かす」:枕へのベタつきを防ぐ最も重要なポイント。オイルをつけた後、ドライヤーで髪を「完全に」乾かしきること。
寝る前のケアは、就寝時の摩擦による髪の傷みを防ぐ効果があります。特に枕との接触で髪が傷みやすい後頭部を中心に、細かく丁寧にオイルを馴染ませていきましょう。このとき、髪が寝ぐせで広がりやすい方は、毛先に重点的にオイルをつけると効果的です。

まとめ

寝る前のヘアオイルは、決して「だめ」なことではありません。枕との摩擦という、避けられない睡眠中のダメージから髪を守り、美容成分を浸透させるための、大切なヘアケア習慣です。

大切なのは、ベタつきを恐れることではなく、ベタつかない「正しい使い方」をマスターすること。

「濡れた髪に」「毛先中心に」「適量を守り」「しっかり乾かす」。 ぜひ今夜から、この4つのルールを味方につけて、翌朝のまとまりやすい髪を実感してみてください。
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