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湿気に負けない！梅雨でもヘアアイロンのスタイルを一日中キープするコツ

湿気に負けない！梅雨でもヘアアイロンのスタイルを一日中キープするコツ

ヘアケア

「朝、時間をかけてヘアアイロンで髪を真っ直ぐにしたのに、家を出た瞬間からうねり始めた…」そんな風に、梅雨の湿気でヘアスタイルが崩れてしまうことに、毎年うんざりしていないでしょうか？その悩み、単に湿気が多いだけでなく、アイロンの使い方やスタイリング剤の選び方にも原因があるかもしれません。

目次

なぜ「意味ない」？梅雨の湿気でヘアアイロンが効かない2つの理由

朝、時間をかけてヘアアイロンで髪をセットしても、湿気の多い日にはすぐに元通り…。

この「やっても意味ない」と感じる現象には、主に2つの理由があります。

1つ目は、「髪と湿気のメカニズム」です。
水に濡れると結合が切断され、乾くと再結合する「水素結合」がそのうちの一つです。半乾きの状態で寝てしまい、朝にひどい寝癖がつくのは、この水素結合が原因です。

湿気で髪が広がるという現象は、空気中に含まれる水蒸気が毛髪内部へ吸収され、水素結合が切れたりつながったりすることにより起こります。湿度によって結合が切断された場合、クセやうねりが出たそのままの状態で乾燥（再結合）されるため、髪が広がってしまうのです。
髪は、乾くと形が固定される「水素結合」という性質を持っていますが、湿気を吸うとこの結合が切れてしまい、髪本来のクセやうねりが現れてしまいます。

特にカラーやパーマで傷んだ髪は、水分を吸収しやすいため、よりスタイルが崩れやすくなるので気をつけましょう。

2つ目は、「アイロンによる熱ダメージの悪循環」です。

アイロンの熱で髪内部の水分が奪われ乾燥すると、髪はまるで乾いたスポンジのように、さらに空気中の湿気を吸い込みやすくなります。

これが、かえってうねりや広がりを助長してしまうので、梅雨こそヘアアイロンの扱いには注意してください。

湿気に負けない！アイロン効果を長持ちさせる3ステップ対策

via www.photo-ac.com
梅雨の湿気に打ち勝つためには、「アイロン前・中・後」の3つのステップで、丁寧なスタイリングを心がけましょう。

【STEP1：アイロン前】ベースを整える
まず、髪を根元から完全に乾かすことが最も大切です。
ドライヤーやヘアアイロンによる過度な熱は、髪の水分を急速に蒸発させます。継続的に熱ダメージを与え続けると、髪は弾力性を失い、パサつきや切れ毛につながることも少なくありません。

とくに、濡れた髪へのヘアアイロンの使用は髪のダメージにつながるため、使用前にしっかりと髪を乾かすようにしましょう。
濡れた髪にアイロンを当てるのは絶対に避けましょう。

そして、熱から髪を守るための洗い流さないトリートメントやヘアオイルを必ず使用し、髪を保護します。

【STEP2：アイロン中】正しく丁寧に熱を当てる
温度は高温にしすぎず、170度前後が目安です。

一度に挟む毛束の量を少なくし、ゆっくりと丁寧にアイロンを通すことで、熱を均一に伝えます。

【STEP3：アイロン後】冷まして固めてキープする
アイロンを通した後の髪は、すぐに動かさず、手で軽く支えるなどしてしっかり冷ますことで形が記憶されます。

ドライヤーの冷風を当てるのも非常に効果的です。

仕上げに、水分が少なくキープ力のあるヘアオイルやバーム、湿気に強いヘアスプレーなどで髪の表面をコーティングしましょう。

まとめ

梅雨の時期にヘアアイロンのスタイルが崩れやすいのは、湿気と髪のダメージが主な原因であり、多くの人が抱える共通の悩みです。

しかし、「どうせ意味ない」と諦めるのではなく、今回ご紹介した「アイロン前・中・後」の3ステップで正しいケアとスタイリングを行えば、スタイルは格段に長持ちさせることが可能です。

特に「しっかり乾かす」「熱保護剤を使う」「アイロン後にしっかり冷ます」「湿気に強いスタイリング剤を選ぶ」といった基本的なテクニックが、仕上がりに大きな差を生みます。

憂鬱な梅雨の時期も、この記事で紹介したテクニックを味方につけて、ヘアアイロンでのおしゃれを諦めずに楽しんでください。
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