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頭皮がザラザラする正体は?角栓を取る癖のリスクと、自宅でできる正しい改善ケア

頭皮がザラザラする正体は?角栓を取る癖のリスクと、自宅でできる正しい改善ケア

スカルプケア

ふと頭皮に触れたとき、指先に砂のようなザラザラした感触を覚えた経験はありませんでしょうか?「これって汚れ?それとも病気?」と不安になりつつも、取れる感覚が癖になり、つい無意識に頭皮を触ってしまうという方も少なくありません。しかし、その取る行為が、実は頭皮環境をさらに悪化させ、抜け毛のリスクを高めている可能性があります。

頭皮がザラザラする正体は角栓やかさぶた!砂のような粒ができる理由

頭皮を触ったときに感じる、あのザラザラとした砂のような粒の主な正体は「角栓(かくせん)」である可能性が高いです。

角栓とは、以下の2つが混ざり合い、毛穴に詰まって固まったものを指します。

・頭皮から分泌された皮脂
・ターンオーバーによって剥がれ落ちた古い角質

もちろん、ザラつきの原因は角栓だけではありません。乾燥によって剥がれたフケや、無意識に頭皮を掻いてできたかさぶたである可能性もあります。

まずはご自身の症状がどれに当てはまるか確認してみましょう。

・角栓(コメド): 触ると硬い粒状で、押し出すとニュルッと取れることがある。
・フケ: パラパラと乾いた粉状、もしくはベタついた大きな塊。
・かさぶた: 出血やリンパ液が固まったもので、剥がすと痛みを伴うことが多い。

なぜ、毎日髪を洗っているのにこれらができてしまうのでしょうか? 主な原因は、ターンオーバーの乱れや、シャンプーの洗い残し、そして皮脂の過剰分泌などが挙げられます。
フケは、程度の差こそあれ基本的には誰にでもできるものです。一方角栓は、頭皮トラブルに起因してできる傾向が見られます。
このように、特に角栓によるザラつきは、頭皮環境が悪化しているサインとも言えます。

角栓を取る癖はNG!無理に剥がすリスクと抜け毛への影響

頭皮に粒や塊があると、気になってつい爪でカリカリと取ってしまった場合、ポロっと取れる感覚が快感で、無意識のうちに取る癖がついてしまっている方もいるでしょう。

しかし、この行為は頭皮にとって非常に危険です。

無理に角栓やかさぶたを剥がすと、健康な皮膚まで傷つけてしまいます。そこから以下のような流れで、抜け毛や薄毛の原因となってしまうかもしれません。

1. 無理に角栓やかさぶたを剥がす
2. 健康な皮膚まで傷つける
3. 雑菌が入り込む
4. 炎症を起こす
5. 毛根にダメージを与える
6. 抜け毛が増えて薄毛が悪化する

また、触るという刺激自体が、さらなる悪循環を招きます。
髪を触る癖があると、知らず知らずに頭皮の皮脂を顔や髪全体に広げてしまいます。頭皮は顔よりも皮脂分泌量が多く、この皮脂が酸化すると、嫌な臭いやベタつきの原因に。さらに、毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、抜け毛や薄毛のリスクも高まります。
「気になって触る」→「頭皮が傷つく・皮脂が出る」→「さらにザラザラが増える」という負のループを断ち切るためにも、まずは物理的に触らないようにしましょう。

自宅でできる改善ケアとは?オイルクレンジングと正しいシャンプー方法

では、できてしまったザラつきをどう解消すればよいのでしょうか?>無理に剥がすのではなく、ふやかして落とすケアがおすすめです。

シャンプー前の「オイルクレンジング(頭皮のオイルパック)」はいかがでしょうか? ホホバオイルなどの頭皮用オイルを馴染ませ、数分置いて毛穴に詰まった角栓をやわらかくしてから、やさしく洗い流してみてください。

また、日々のシャンプー方法も見直しましょう。

1. 予洗いを徹底する:38度前後のお湯で、髪と頭皮を1〜2分しっかりすすぐ。
2. 指の腹で洗う:爪を立てず、指の腹を使って頭皮を揉みほぐすように洗す。
3. すすぎは入念に:シャンプーの成分が残ると新たな角栓の原因になる。ヌルつきがなくなるまで丁寧に流すこと。

もし、洗ってもすぐにベタつく、あるいは乾燥してフケが出る場合は、使っているシャンプーの洗浄力が強すぎるのかもしれません。アミノ酸系など、穏やかな洗浄成分のものに変えてみましょう。

そして何より、ケアの最中も「無理に取ろうとしない」ことを心がけてください。
頭皮が乾燥していたり湿疹のようになってかさぶたが出来ている場合、つい掻いてしまったり気になって触ってしまいがちですが、できるだけ触れないように対策しておくことが重要です。

掻いたりかさぶたを剥がそうと触れてしまうと、傷口が広がってしまって症状が悪化する可能性や細菌感染のリスクが上がるため危険です。

治らない場合は皮膚科へ!脂漏性皮膚炎などの可能性と受診の目安

セルフケアを続けてもザラザラが改善しない、赤みやかゆみが強い、あるいは大きなフケが出続けるといった場合は、「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」などの皮膚疾患の可能性があります。

また、ザラつきの正体が角栓ではなく、加齢によるイボ(脂漏性角化症)であるケースもあります。これらはセルフケアでの完治は難しいため、自己判断せずに皮膚科を受診しましょう。

頭皮のザラザラは、頭皮環境の乱れを知らせるサインです。「触らない・剥がさない」を鉄則に、優しく丁寧なケアで、健やかな地肌を取り戻しましょう。
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