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白髪を見つけたら切ったほうがいい!頭皮を傷つけずに、気になる白髪を処理する方法

白髪を見つけたら切ったほうがいい!頭皮を傷つけずに、気になる白髪を処理する方法

スカルプケア

鏡を見た時、ふと見つけてしまった1本の白髪は、思わず、指でつまんで抜いてしまいたくなるでしょう。しかし、「白髪は抜くと増える」と聞くし、かといってそのままにしておくのも気になると考える人もいるかと思います。以下では、多くの人が迷う白髪の「抜く・切る」問題について、頭皮への影響という観点から解説します。

白髪は「抜く」より「切る」が正解。抜いてはいけない、頭皮への影響とは

結論から言うと、見つけた白髪は「抜く」のではなく「根元から切って」しまいましょう。

白髪を抜いてはいけない最大の理由は、毛穴や毛根といった、髪の毛の「土台」に大きなダメージを与えてしまう可能性があるからです。
白髪に限らず髪を抜く行為は、頭皮に大きなダメージを与える場合があります。無理に髪を抜くと毛穴を痛めて傷めてしまうだけでなく、毛根そのものにも悪影響を及ぼすこともあるのです。

繰り返し白髪を抜いていると、毛穴の奥にある毛細血管まで傷ついてしまうこともあります。その結果、毛穴から出血することもあるでしょう。血液は雑菌にとって格好の栄養源となるため、炎症を引き起こすリスクが高まります。
このように、1本の白髪を抜く行為が、毛穴の炎症(毛嚢炎)や、次に生えてくる髪の健康を損なう原因になりかねません。

よく「白髪を抜くと、増える」と言われますが、これは医学的な根拠のない迷信です。

しかし、増えないからといって抜いて良いわけではなく、頭皮環境を守るために、白髪は抜かずに切ってください。

白髪の正しい切り方と、切った後に「ツンツンさせない」ための注意点

白髪を切る際は、他の黒髪まで切ってしまわないよう、慎重に行ってください。

まず、道具は眉毛カット用のハサミなど、刃先が小さく、小回りのきくものを用意しましょう。普通の工作バサミなどは、他の髪まで切ってしまう危険があるので避けてください。中には、白髪を切るための専用のハサミも市販されています。
『あると便利な白髪染めグッズ?』として、『白髪切りばさみ』をご紹介します。

「白髪だけをカットしたい!」

簡単そうで難しい、そんな希望を叶えてくれます。

【おすすめの切り方】

1. 切る白髪を1本だけ、指でつまんで分ける。
2. 根元ぎりぎりの位置に、ハサミの刃をあてる。
3. 頭皮を傷つけないように慎重に切る。

【切った後に「ツンツンさせない」ための注意点】

多くの方が心配するのが、切った白髪が伸びてきた時に、短く硬い毛が「ツンツンと立つ」現象です。これをできるだけ防ぐためには、以下の2点に注意しましょう。

・できるだけ根元から切る: 中途半端な長さで切ると、短い毛が周りの髪から飛び出してしまう。
・目立つ場所は避ける: 顔周りや分け目といった、一番目立つ部分の白髪を切ると、伸びてきた時にかえって目立ってしまう。比較的目立ちにくい場所の白髪を優先して切る。

この「切る」という方法は、あくまで数本〜十数本程度の、白髪の量が少ない場合の対処法です。

まとめ

見つけてしまった数本の白髪。その最も安全で適切な対処法は、「抜かずに、根元から切る」ことです。頭皮へのダメージを避け、健やかな髪の土台を守りましょう。

ただし、「切る」という方法は、あくまで一時的な応急処置です。

もし、ご自身で切るのが難しいと感じたり、白髪の本数が増えてきて、カットでは追いつかなくなったりしたら。それは、白髪染めや白髪ぼかしハイライトといった、次のステップへ進むサインかもしれません。一人で悩まず、信頼できる美容師さんに相談してみましょう。
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